面接試験の採点方法
3級の面接試験の大まかな合格の目安は、次の7つの項目の評価の合計が20点以上です。アティチュード以外はそれぞれ1点~5点で評価されます。
・パッセージの読み
・Question No.1
・Question No.2
・Question No.3 (それぞれ1~5点で評価されます。3点以上が合格点です)
・Question No.4
・Question No.5
・アティチュード (1~3点で評価されます)
1.入室
入室したら”Could I have your card?"のように面接カードを提出するように面接委員から指示されます。そして、着席するように言われます。椅子が2つ置いてある場合は、面接委員に正対する椅子に着席をし、荷物を隣の椅子に置いてください。面接委員の自己紹介の後に、受験者の名前と受験級の確認があります。その後、面接カードが渡されます。一連の会話は次のような感じです。
面説委員:How are you?
受験生:Fine. And you?
面接委員:Fine, too. My name is________________. Could I have your name,please?
受験生:My name is____________.
面接委員:Mr (or Ms)____________. This is the grade three test. Are you OK?
受験生:OK.
面接委員:Here is your card. Please read the passage silently for 20 seconds.
2.パッセージの黙読と音読
面接カードが渡されたら20秒間で黙読をします。タイトルから何についての話なのか推測をするといいでしょう。パッセージの中に分からない単語があっても焦らずに全体的な内容を把握することを試みてください。20秒が過ぎると面接委員からパッセージの音読を指示されます。タイトルから大きな声で読んでください。分からない単語の前で止まったり、声が小さくならないようにしてください。読み方が分からない単語は、ローマ字読みでも構いませんので大きな声で読み切ってください。音読の評価は、(1)意味の区切り(2)個々の単語の発音(3)イントネーションを総合して判定されます。評点は5~1点の5段階で、3点以上が合格レベルです。基本的に日本語的な発音でも、聞いていてパッセージの内容を伝えているようでしたら3点は取れます。読みで一番気を付ける点は、意味の区切りで読むことです。区切るところは、カンマ、ピリオド、sense group(意味のかたまり)で区切ってください。無理して英語らしく発音しようとせずに自分の生の声で読んでください。
3.QUESTION No.1
パッセージに関しての質問です。3級の場合、”Why ~ ?”で尋ねられるものが多いです。その場合soがある文の直前の文章が答えになります。その文の主語を代名詞に代えて答えてください。
Q1: Please look at the passage. Why do some people buy books about origami?
解答例:
-(Because) they want to learn to make many different animals or things. (5点)
-Some people want to learn to make many different animals or things. (4点)
主語が代名詞になっていないので、減点1です。
-Some people (They) want to learn to make many different animals or things, so they buy books about origami. (3点) 下線部は不必要です。
- Some people (They) want to learn to make many different animals. (3点)
一部の語句(or things) が入っていません。
4.Question No.2とNo.3
第2・第3問は絵についての問題です。このカードでは第2問は次のように聞かれます。答は文章(主語と動詞があるもの)で答えないと満点の5点はもらえません。また第1問と同じように主語は代名詞に置き換えてください。
Q2: Where is the calendar?
解答例:
-It’s on the wall. (5点)
-The calendar is on the wall. (4点)
-On the wall. (4点)
第3問は、絵の中の人物に関しての質問です。絵の中には何人かの人がいますので、その人物を間違えないようにしてください。質問が進行形なら答えも進行形で、be going to~の構文で聞かれたら、答えも同じ構文を使って言ってください。
Q3: Please look at the woman with long hair. What is she going to do?
解答例:
-She’s going to close the door. (5点)
-She’ll close the door. (5点) 未来を表しているのでこの表現も可能です。
-The woman is going to close the door. (4点)主語が代名詞になっていません。
-Close the door. (4点)
-She’s closing the door. (3点)be going toの構文で答えていないので3点になります。
文章で答えるのが難しいと判断した時は、簡単に単語で答えて4点を獲得するのも一つの方法です。
5.Question No.4
第3問が終わると面接委員から問題カードを伏せるように指示されます。その後第4問目の質問がなされます。4問目以降はカードとは全く違う質問がされますので、頭を切り替えて対応してください。次のような質問がよく出題されます。
-What kind of TV programs do you like to watch?
-How did you come here today?
-Where would you like to visit in Japan?
-What kind of food do you like to eat?
-What do you like to do when the weather is cold?
答えは質問の構文を使って答えるようにしてください。過去形で尋ねられたら過去形で、would you like to~?で聞かれたらwould like to~を使って答えてください。
No.4の質問と解答例です。
Now, Mr/Ms ~ , please turn the card over.
Q 4: Where do you like to go with your friends?
解答例
-I like to go to Harajuku. (5点)
-Hakone. (4点)
-Go shopping. (2点) 友人と行きたい場所を尋ねられているので答えとしては不可です。
6.Question No.5
第5問はペアクエスチョンです。最初にYes/Noで答えた後に、Yesの場合はその答えに関して更に説明を求められます。Noの場合は、なぜそうしないのかという質問か違う質問がなされます。最初のYes/Noの質問に答えられれば2点はもらえます。
Q5: Have you ever been camping?
Yes. ⇒ Please tell me more.
No. ⇒ Where would you like to go on your next vacation?
Yesの解答例
-I like camping very much. (5点) 何かひとつの文章で言えば5点を獲得できます。
-I went camping last month. (5点)
Noの解答例
-I would like to go to Hawaii. (5点)
-I want to visit Tokyo Disneyland. (5点)
-Disneyland. (4点) 文ではなく単語で答えた場合は4点の評価です。
7.退室
全ての質問が終了したら面接委員がカードの返却と退出の指示をします。
OK, Mr/Ms__________. This is the end of the test. Could I have your card back, please? You may go now. Have a nice day. Good-bye.
退出の際は試験の内容にかかわらず、できるだけ笑顔で明るく”Thank you. Good-bye.”と言って退出してください。無言で立ち去るのはコミュニケーションとしてはあまり良くないと思います。面接委員に好印象を与えることは、アティチュードの評価に有利になります。
8.攻略ポイントの整理
1)入室から退出まで明るく明瞭な声で対応してください。アティチュードの点数が良くなる可能性があります。
2)パッセージの音読では、読み方が分からない単語があってもそこで立ち止まらずにローマ字読みで構いませんので、自分なりに読み切ってください。
3)質問内容がよくわからない場合は、すかさず聞き返してください。聞き返しの時に、不自然な間が空くと1点の減点になります。
According to the passage, how ~ ?
"How ~ ? " で尋ねられている時は、”By ~ ing"で答えるのが一つの方法です。答は必
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